5.ディスク設定

更新未定。(最終更新日 2014-11-04)

現在の最新版:FreeNAS 9.2.1 Release

以下、FreeNAS 0.7.1だった頃のとても古い記事です。

当面、このコンテンツは現状維持でそのまま残しますが、

現在ではNAS4Freeとしてフォークしたため、NAS4Freeの記事として読んでくだされば。

本項ではソフトウェアRAIDによるRAID5と、

ZFSによるraidz1(RAID5相当)の設定方法の説明を行います。

ZFSによるraidz1

本来はコマンド一行でサクっと使えるようになるのがZFSのひとつのウリであるZFSですが、ここではWebGUIから使えるようにする手順をご紹介します。

所要時間もソフトウェアRAIDによるRAID5を設定するより長時間イニシャライズする時間がないためはるかに短時間で済みます。

[ディスク] - [フォーマット]から

    • ディスクを選んで

    • ファイルシステムをZFS storage pool deviceにする

    • ZFS storage pool deviceになっていることを確認して

    • [ディスクフォーマット]をクリックする。

ZFSならばすぐに完了するので

完了したことを確認する。

これを台数分実行したら、 [ディスク] - [マネージメント]にて

ちゃんとフォーマットされて認識されていることを確認する。

NASがHDDをきちんZFSで使うことを認識したら、次はdevice poolの設定(まずはVirtual device)を設定する。

[ディスク] - [ZFS]から Virtual devideをクリック。

Virtual deviceを追加するため、「+」をクリック。

Virtual deviceを追加する。

    • 名前

    • なんでもいい。半角英数字で。考えるのが面倒なので私は vd0 とした。

    • タイプ

    • 以下から選択する。

      • Stripe

      • RAID0

      • Mirror

      • RAID1

      • Single-parity RAID-5

      • RAID5

      • ダブルパリティ式RAID5(RAID-6)

      • RAID6

      • Hot Spare

      • 予備ディスク

    • Devices

      • 使用するデバイス(ディスク)を選ぶ。この時にまとめて選択する。

    • うまくいかないときはCtrlキーやコマンドキーを使ってね。

一通り終わったら、[追加]をクリック。

[変更の適用]をクリック。

ちゃんと認識されましたっと。

最後。[マネージメント]から

    • 名前

    • ZFSのことを検索すると、tankってのが多いのでtankにしてもいいかも。

    • zpoolだとコマンドと被るし、なんとも。

    • Virtual device

    • さっき設定したのを選ぶ。最終確認の意味でもRAID構成に間違いがないか確認する。(raidz1=RAID5、raidz2=RAID6)

問題なければ[追加]をクリックする。

[変更の適用]をクリックしたら、勝手にマウントされます。 うまく行ってれば、ね。

[Pools] - [マネージメント]で、きちんとサイズとかCapacityなどが表示されていればOK。

最終確認はステータス画面(トップページ)でどうぞ。

ソフトウェアRAIDによるRAID5

キャプした画像がないので文字のみで説明します。(あるにはあるけど古くて)

ディスク

    • フォーマット

先ほどディスク管理で追加したHDDが表示されているはずです。

番号の若い順のやっていくことにしましょう(適当でもいいと思いますが)。

ファ イルシステム: 「Software RAID」を選択します。

「ディスクフォーマット」をクリックします。

確認メッセージが出ます。「OK」を押して進めましょう。

Done! 文字が表示されたら完了です。

Software RAIDで構成したいHDDすべてでこの作業を繰り返します。

Software RAIDで構成したいHDDすべてで設定し終えたら、

    • ディスク

        • ソ フトウェアRAID

RAID5をクリックします。

「+」をクリックして追加していきます。

Raid名に何らかの名前を付けます。(半角英数字のみ)

ここでは、Array1としました。

続いて使用するディスクを選びます。

Ctrlを押しながらクリックして選択していきます。

Create and initialize RAID.にチェックをつけ、「追加」をクリックします。

「変更の適用」をクリックします。

※イニシャライズに要する時間は、搭載してるHDDの容量次第ですが、

1HDDが1TBの場合で6時間くらいかかります。(あまりに長すぎて計るの止めたので正確な時間は不明)

なお、イニシャライズ中でも設定変更したり、他の作業を行うことは出来ます。

設定し終えるとこんな感じです。(まだイニシャライズ中)

    • ディスク

        • フォーマット

ディスク: Array1 (Software graid6 RAID 5) を選択し、「ディスクフォーマット」をクリック。

割と短時間でDone!まで行きます。

ちなみにイニシャライズ中は、ファイルを書き込んだりしてもOKです。

あまり精神的にはよろしくないゴリゴリという音がしますが…それでもよければ(笑)

…大人しく寝て待ちました。

起きて待つ人にとってみれば「いつ終わるんだよ!」とお思いになるかもしれません。

    • ディスク

        • ソフトウェアRAID

            • RAID5

                • 情報

この中にSynchronized: hogehoge / ?%というのがあります。

これを見ながらゆっくり待つといいかもしれません。

このイニシャライズ中はHDDに連続アクセスしてます。

なので熱もそれなりに上がりますので、冷却対策はしっかりしておくに越したことはありません。

間違っても私のように5枚プラッタのHDDを4台搭載してるなんて(笑)