Windows Virtual PC

物理PC(Windows XP)からの仮想化まとめ。

やることはVMwareでも同じこと。

物理PC(OEM版)から取り込む前に、Pkg版かVL版で修復インストール。

適度にWindows Updateも実行。

その後取り込んだら、VPC環境のツールをインストールしたら一丁あがり。

怖ければ作業前にAcronisなどでフルバックアップを取得しとけば怖いものなし。

注意すべきは(WVPCもVMも同じこと)

    • 物理PCは、往々にしてOEM版である。

    • PCを買ってきてそのまま使えば当然だよね。

    • OEM版のライセンス形態は、その固有のPCに紐付けられるため仮想PCには関係なく紐づかない。

    • パーツ単位で紐づくライセンス形態もあるだろうけど、メモリやCPU・HDDどれをとっても仮想PCとは紐づかない。

    • だからこそのPkg版やVL版で修復インストールが必須になるわけ。無論、Pkg版ならアクチが必要にはなる。

    • →面倒だからVL版のほうが何も考えなくていい

    • IPアドレスは作業前にDHCPにしとくと、VPC上でNICが変わっても同じIPに設定できる。

    • Windowsが文句を言うけど構わなければそのまま固定IP振った状態でも可能

    • IPアドレスもホスト名も物理PCと同じにしてしまうと、当然ながら同じネットワーク上で衝突する。

    • 物理PCを起動させなければどうということはない

    • MACアドレスも変わるのでセキュリティには気を配る

    • L2SWで弾くセキュリティならばの話か

以上。

やり方としては、@ IT - Disk2vhdツールで物理ディスク環境をVHDファイルに変換する あたりを声に出して熟読して自分なりに解釈できれば大丈夫。というか、技術的な話をここで書くつもりはない。

フローだけ書くとしたら、

  1. 作業前に物理PCのフルバックアップくらい取っておく(Acronisなど)

  2. 物理PCでいらないプログラムやファイルの類を削除・アンインストールしておく

  3. ディスクのクリーンアップもやっておく

  4. 復元とかイランことする機能も殺して、復元用のデータも削除しておく

  5. 余計な常駐プログラムは殺すに限る

  6. 可能ならウイルスバスターCorpくらい管理者権限でぶち殺しておく

  7. (あとで必要だとしても一旦アンインストールするべき。出来なきゃ殺せ。以下殺し方・要再起動)

  8. デフラグくらいしとく

  9. ActiveDirectory環境下だとしたら、一旦抜けておいたほうが吉かも(要再起動)

  10. 可能ならIPアドレスをDHCP(自動取得)、ホスト名はテケトーな名前に(要再起動)

  11. ローカルAdministrator権限のアカウントでDisk2vhdを実行(やり方は @IT のサイトで参考に

  12. 物理PCのLANケーブルをぶち抜くかシャットダウンする

準備としてはこんな感じだ。

あとはWindows Virtual PCで…といきたいが、物理PCに127GB以上のHDDがついていたとしたら、WVPCでうまく扱えない可能性がある。そんなときは相応のツールでCドライブのサイズを縮小もし、未使用領域にしておいて、VHD Resizerでも使ってHDDの全体サイズを縮小してあげてください。

余談:

とある会社のPCで、社内でその1台にしかインストールされていないとあるプログラムを他のPCに移行する費用を出し渋ったら、頑張れば私の給料分になるって考えでやってみた(結果はサービス残業ですよ)。ついでに、社内のちゃんとしたストレージに仮想HDDを置いておけば壊れるリスクも排除できるって寸法だ。(仮想OSごと㌧だ場合は知らんけど、バックアップ取り放題だしその辺は心配なし)

まぁ会社のPCでもなければ、こんなレアケースしないよね。